実力派俳優・萩原利久の知られざる素顔と役作り密着秘話に迫る!
萩原 利久、その名前をレンズ越しに追い続けてきた現場の人間なら誰もが、彼の「目」が持つ独特の引力に一度は言葉を失った経験があるはずだ。カメラが回った瞬間に眼球の光量すらコントロールしているかのような怪演を見せる一方で、カットがかかった瞬間に見せる無邪気な笑み。子役時代から積み上げてきた確かなキャリアは、今や作品の質を一段上の次元へと押し上げる絶対的なカードとして機能している。
取材陣がセッティングを進める慌ただしいスタジオ内で、気負う様子もなくパイプ椅子に腰掛けていた萩原 利久の佇まいは、拍子抜けするほど自然体だった。所属する株式会社トップコートの先輩たちが築いてきた実力派の系譜を受け継ぎながらも、彼が放つ異彩はどこか異質で、予測不能な面白さに満ちている。
役作りの裏側に密着!徹底的な人間観察が生む狂気とリアリティ

役を演じるのではなく、その人物としてただそこに存在すること。口で言うのは容易いが、彼が実践する役作りのプロセスは驚くほど泥臭い。撮影前の準備期間、彼は台本を読み込むだけでなく、演じる人物が「どんな時間を歩んできたのか」を執念深く探っていく。テレビドラマの現場でも、一見すると何気ない立ち振る舞いの中に、役のバックボーンを感じさせる微細な仕草を仕込んでくるのだ。
スクリーンの端に映る指先の震えや、一瞬の視線の泳ぎ。そうした細部の積み重ねが、観る者に圧倒的なリアリティを突きつける。日本映画の未来を背負う若手として名前が挙がる理由も、この徹底した観察眼と妥協なき役に寄り添う姿勢にあるのは間違いない。
『劇場版 美しい彼〜eternal〜』と八木勇征との奇跡的な化学反応

彼の代表作を語る上で欠かせないのが、社会現象を巻き起こした作品の存在だ。連続ドラマから始まり、銀幕へと舞台を移した『劇場版 美しい彼〜eternal〜』で見せた平良一成役の演技は、まさにハマリ役という言葉だけでは足りないほどの衝撃を与えた。ネガティブで屈折した内面を持ちながら、対象への常軌を逸した愛を抱く難役。それを単なる奇行に見せず、切なくも美しい物語として成立させた腕前は見事というほかない。
共演した八木勇征との間に生まれたシンクロニシティも絶品だった。W主演として対峙した二人の間には、単なるビジネスパートナーを超えた濃密な緊張感と信頼関係が漂う。単なる青春ラブストーリーやBL(ボーイズラブ)という既存のジャンル枠を軽々と飛び越え、人間と人間の魂の交歓を描き出したあの情熱は、観客の心を今も掴んで放さない。
『ミステリと言う勿れ』で見せた圧巻の存在感と演技の振れ幅

一つのイメージに固執しない柔軟さも、彼の真骨頂だ。大ヒット作『ミステリと言う勿れ』の映画版で演じた波々壁新役では、名家に隠された謎と陰謀が渦巻くストーリーの中で、作品全体のトーンを支える重厚なキーパーソンとして躍動した。物語の空気を一瞬で変えるピリッとした空気感は、彼だからこそ醸し出せたものだ。
シリアスからコミカル、あるいは狂気を感じさせるサイコパス的な役柄まで、作品ごとに全く異なる表情を見せる。その振れ幅の広さは、次は何を見せてくれるのかという期待感を視聴者に与え続けている。
独占取材で見えた素顔!プライベートの意外すぎる交友関係と日常
役柄で見せるミステリアスな雰囲気とは裏腹に、素顔の彼は驚くほど気さくで熱い人間だ。今回の独占取材で明かされたのは、休日の大半を大好きなスポーツ観戦や趣味の時間に費やすという親しみやすい日常だ。特に海外サッカーやNBAへの熱量は凄まじく、試合結果ひとつで一喜一憂する姿は、現場での鋭い眼光からは想像もつかない。
プライベートでの交友関係もユニークで魅力的だ。作品で共演した同世代の俳優陣はもちろん、世代やジャンルを超えたクリエイターたちともプライベートで交流を深めている。気取らない人柄と飾らない言葉遣いが、周囲の人々を自然と惹きつけるのだろう。撮影の合間に見せる無邪気なおしゃべりや、仲間を思いやるふとした気遣いなど、知られざる素顔にはファンならずとも魅了される温かさがある。
Netflix・U-NEXT・TVerで再熱!配信時代を牽引する名作群
彼の出演作は、放送や劇場公開が終わった後も息長く愛され続けている。現在、NetflixやU-NEXTといった主要な動画配信サービスでは、彼の過去作が常に高い再生数を記録中だ。リアルタイムの放送を見逃した層や、一度観た作品を何度も見返したいファンにとって、これらのプラットフォームは欠かせない存在となっている。
さらに、TVerでの見逃し配信やダイジェスト映像の反響も大きく、SNSを中心に新たなファン層が日夜拡大している。時代や媒体が変わっても、真に心に刺さる演技はプラットフォームを超えて伝播していくことを、彼の作品群が見事に証明している。
スクリーンの枠を超えて走り続ける、実力派俳優の現在地
子役からの長い下積みを経て、着実に階段を上ってきた。しかし、当の本人は至って冷静で、浮足立つ様子は一切ない。インタビューの最後、これからの展望について尋ねると、「ただ目の前にある役に向き合い続けるだけ」と照れくさそうに笑った。その謙虚な姿勢こそが、彼をさらなる高みへと連れていく原動力なのだろう。
スクリーンやテレビ画面を通して私たちに届く熱量は、これからさらに増していくに違いない。表現者としてどこまで深く、どこまで遠くへ跳躍するのか。その足跡から、しばらく目が離せそうにない。 (出典: 萩原 利久(Yahoo!ニュース))